当社グループの基幹事業である地質調査・土質及び基礎分野ついて紹介します。 基礎地盤コンサルタンツは、創業以来、ポーリング・サンプリングの実績・経験が豊富で、精度の高い地盤情報を提供しています。 こちらでは、ボーリング・サンプリングの一連の流れをジオラマにてご紹介します。
地盤調査のサンプリングは、土木・建築の設計・施工に必要な地盤情報を得るために実施し、採取したサンプルは、地質観察や室内土質試験に使用します。 弊社は、高品質サンプリングとして「GPサンプラー」を開発しており、今まで採取が困難であった砂礫、礫混じり土、破砕性礫を含む地盤の高品質な試料採取を可能としています。 採取方法は、採取対象の地質付近まで掘り下げ、作業場を造成します。そして、専用の機械により対象地質のサンプリングを行います。サンプリングは、原地盤の土を乱れの少ない状態で採取することが非常に重要であるため、土質・地質性状やその硬軟、混入物などに応じて適切な機械を選択する必要があります。
運搬中の衝撃・振動による採取資料の乱れを避けるため、クッション材等を施し安全・丁寧に運搬を行います。
試験室に搬入された試料は専用の処理台上で、チューブ外管の引き抜きや所要の試験のための処理を施した後、試験を実施し、工学的な特性値などの情報を把握・分析します。
土木構造物・建築構造物の設計・施工には、原位置での地盤情報・地下水情報などが必要となります。これらの情報を得る方法として一般的にボーリング調査があり、様々なサンプリングや原位置試験と併用して、精度の高い地盤情報・地下水情報を把握しています。 例えば、国土が狭く、埋め立てによる土地造成が進められているシンガポールでは、マレーシアとの国境に近い面積2,400haほどの島で、約350haの広大な埋め立て事業の調査・観測業務を受注しています。海上・陸上ボーリング750本以上のほか土質試験や地盤改良時の動態観測を6年かけて行っています。 また、熊本地震で大規模な斜面崩壊が起きた際には、緊急対応として全国から技術者を集め、復旧に向けた調査・設計を行うなど、皆さまの生活を地盤から支えています。