人・夢・技術グループの取り組み
当社グループでは、公共発注が主である基幹事業に加え、地域創生と環境・新エネルギーを次のターゲットとし、長期経営vision2030でも事業軸の1つとして重点化領域に設定しています。
長大が取り組んできたPPP/PFIの手法や順風路、エフェクトなどのスマート技術を活かし、まちづくりの包括的なサービスを実現します。地域を元気にすることで日本全体を元気にします。
ここでの技術をさらに磨き、独自の未来都市構想である「人・夢・技術タウン構想」の実現に向けて邁進します。
オンデマンド交通システム「コンビニクル」
順風路では、オンデマンド交通システム「コンビニクル」を提供しています。オンデマンド交通とは、予約があった時のみ運行する公共交通です。小型の車両で利用者の要望に応じ、その都度運行ルートやダイヤを設定し、乗り合って運行します。
順風路と京都府伊根町、株式会社デンソーはデマンド交通予約機能の実証実験を2021年9月~10月に実施しました。その後実証実験を重ね、2022年4月からの本格的なサービス開始を支援しました。今後も自社の技術で地域創生に貢献します。
PPP/PFI・まちづくり
現在の公共事業は財政負担が課題となっています。そこで官民が連携し公共サービスの提供を行うPPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)という考え方があります。PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)はPPPの代表的な手法の1つであり、公共事業に民間の資金や経営面・技術面のノウハウを活用し、公共施設の設計や建設、維持管理、運営を民間事業者として支援します。
長大では、早くからPPP/PFI事業に参入し、多くの実績をあげています。地元企業と共同で地域密着型のコンソーシアムを形成し、アドバイザリー業務や事業全体のマネジメントを行い、公有地の有効活用やインフラ整備などまちづくりにも貢献しています。
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静岡県函南町 「函南『道の駅・川の駅』PFI事業」 (『伊豆ゲートウェイ函南』2017年5月オープン)
本事業は、東駿河湾環状道路「函南塚本IC」の開通に伴い、「地域資源の有効活用」「新たな防災拠点」として道の駅を整備・運営するとともに、隣接する川の駅(国整備予定)との連携のための展望歩道橋の整備・維持管理も行う業務です。長大では、展望歩道橋の設計・監理、全事業期間にわたるSPC管理・運営マネジメント業務を受託しています。
北海道伊達市 「伊達市学校給食センター整備運営事業」 (『だて歴史の杜食育センター』2018年1月開業)
本事業は、北海道初の学校給食PFI事業であり、「地元でできることは地元で完結」をコンセプトに、地元企業との連携を図りました。市内の小中学校への給食の安定供給と同時に、都市公園に隣接する立地を生かして市民の健康増進・伊達産食材のPRに資する様々な自主事業の実施が盛り込まれていました。長大では、SPCの管理や事業のモニタリングなど長期間にわたる事業マネジメントを担っています。
大分県別府市 「鉄輪地獄地帯公園Park‐PFI事業」 (『グランシア別府鉄輪』2021年4月オープン)
本事業は、今までの給食センターや斎場など地方公共団体から支払いを受けるサービス購入型のPFI事業ではなく、利用者が支払う料金で運営をする独立採算型の事業として、長大初の事業となりました。長大では地元企業と連携し、SPCの運営管理や事業全体のマネジメントを行っています。