当社グループ企業の長大が取り組む空飛ぶクルマについて紹介します。
空飛ぶクルマとは?
明確な定義はないが、“電動”“自動操縦”“垂直離着陸”が1つのイメージ。(国土交通省)
一般的には、eVTOL(電動垂直離着陸機)ともいわれる。
人・夢・技術グループが空飛ぶクルマの実現に向けて取り組むこと
これまで建設コンサルタントとして、交通・道路分野で有した知見を活かし、空のインフラ整備を行います。空飛ぶクルマ実装のために必要な制度設計や課題解決、地上インフラとの連携や新たなバーティポートの整備等を提案し、空飛ぶクルマの実現に寄与します。
また、未来のまちに必要な空飛ぶクルマ含め、長期経営ビジョン2030に掲げる、2030「長大タウン構想」を実現させます。グループ各社が持つ様々なインフラ、IT、再エネ等の技術を結集させ、革新的スキームやサービスを実装することにより未来のまちづくりを実現させます。
[2022年7月]日本初の「空飛ぶクルマ」の海上飛行による実証実験を実施
2022年7月6日に、「空飛ぶクルマ」の実証実験を行い、日本初の海上飛行に成功しました。この実証実験の目的は以下の通りでした。
①初めて海上を飛び、ルールや制約としても問題がないか検証する。また、どのように飛ばすかをイメージし、まちづくりの一つの手段として展開を検討。安全性確保や環境保全が最優先とし、その上で離島や過疎地域の交通困難者を救えるような展開を目指す。
②「離島間のヒト・モノ移動」、「遊覧や離島ホッピングなどの娯楽・観光」を想定し、美しく風光明媚な瀬戸内海での海上飛行を、自治体、企業、学生に体感して頂き「空飛ぶクルマ」の社会受容性を向上させる。
③広島県下で初飛行となる当会場にて、機体に触れる体験に加え、離発着場のコンセプトやその模型、VR映像等の関連コンテンツを展示することで、より身近な町中に「空飛ぶクルマ」が離発着する未来を感じて頂く。
④今後の「空飛ぶクルマ」事業展開に向けて、海上飛行による事業・サービス内容、および検討課題などを調査・分析する。
Zip Infrastructure株式会社が開発する自走型ロープウェイの技術支援にかかるスポンサー契約を締結
[2022年3月]「空の移動革命に向けた官民連携協議会」に加入
長大は2022年3月18日に行われた第8回「空の移動革命に向けた官民協議会」において、同協議会に新規構成員として参画することが決定いたしました。これを通じて、大阪万博での「空飛ぶクルマ」の実装、離発着場の設計や導入・評価等において貢献し、「空飛ぶクルマ」の実現に向け、地方創生の流れのなか当グループが展開する未来都市『長大タウン構想』の推進に向け、市町村等の地方自治体の新たなまちづくりに関する様々なニーズに対応し、事業シナジーを生み出して参ります。
[2021年3月]エアモビリティ株式会社との資本業務提携
2021年3月30日、エアモビリティ株式会社との資本業務提携を開始いたしました。
エアモビリティ社は、2018 年 8 月より開催されている、経済産業省・国土交通省主導である「空の移動革命に向けた官民協議会」の一員でもあり「空飛ぶクルマ」の実現に向け多方面で展開しています。
長大は建設コンサルタントとして、交通・道路分野における ITS(高度道路交通システム
/Intelligent Transport Systems)の総合的なシステム体系構築のノウハウや、ITS の各開発分野におけるサービスメニューの設計を行った経験と実績を有しております。これらの技術を生かし、我が国の空飛ぶクルマ領域でのインフラ整備に関しても、ITS と同様に総合的なシステム体系構築を行い、今後必要な開発分野におけるサービス設計を行うことで、安心して「空飛ぶクルマ」を利用できる環境を構築することを目指します。