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2023年11月27日

[長大]宇陀市で"奈良県内初"の公道での自動運転実証実験を実施します

当社グループの株式会社長大は、奈良県宇陀市より「令和5年度宇陀市自動運転実証実験業務委託」を受託し、同じく当社グループの順風路株式会社に加え、アイサンテクノロジー株式会社、株式会社ティアフォー、損害保険ジャパン株式会社、KDDI株式会社、株式会社デンソーと協力して、奈良県内で初となる公道での自動運転実証実験を宇陀市で実施します。

宇陀市の自動運転実証実験事業は、令和4年7月に内閣府の「令和4年度未来技術社会実装事業」の10事業の一つに選定され、さらに、本事業を含めた自動運転に取組む4事業については、国土交通省の自動運転サービス導入支援事業にも選定されており、宇陀市では自動運転事業をフラグシップ事業として捉え、まちづくりの一つのファクターとして、自動運転の導入に取組んでいます。


■本事業の背景
宇陀市では、喫緊の課題である人口減少および高齢化に対し、第2次宇陀市総合計画で、「目指すまちの姿」の1つに「暮らしやすいまち」を設定し、誰もが住みよく、安心安全なまちづくりを目指す事業の1つとして、「全世代が住み続けられるための移動手段の社会実装」に取組んでいます。
具体的には、通院・買い物などの日常生活における移動手段を確保するため、自動運転などの最新技術を活用した新たな移動サービスの導入に向けて、今後、実証実験を継続的に実施し、市民の皆さんが利用しやすく、かつ持続可能な公共交通の実現を目指します。


■令和5年度の実証実験の目的
本実証実験では、高齢化が進行する榛原天満台団地を中心に、自動運転車両、グリーンスローモビリティを用いて、地域の拠点である大和富士ホールと宇陀市立病院、商業施設を結ぶルートで新たな移動サービスの実証実験を行い、安全性、社会受容性、サービス適用性の検証により将来の社会実装に向けた課題を明らかにし、その対応策を検討するとともに、次年度以降の実証実験計画を策定します。

本実証実験は、国土交通省物流・自動車局の「地域公共交通確保維持改善事業補助金(自動運転実証調査事業)」※1の交付を受けて実施します。

 ※1 国土交通省発表: https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha07_hh_000469.html


宇陀市の記者発表記事:宇陀市ホームページ
実証実験の紹介動画:宇陀市自動運転実証実験 YouTube


【実証実験の概要】 
地域の方々の通院支援を主な目的とした『西ルート(自動運転車両)』と、買物支援を主な目的とした『東ルート(手動運転のカート)』を運行します。

(1)実施期間
2023年11月27日(月)~12月22日(金) 
・11月27日(月)~12月 1日(金):準備走行
・12月 3日(日):自動運転出発式 (14時開始、場所:大和富士ホール)
・12月 4日(月)~12月22日(金):実証運行(一般の方にご乗車頂けます) ※平日のみ

(2)実証地域
奈良県宇陀市榛原天満台を中心とした地域
・西ルート‥大和富士ホール(榛原天満台団地) ~ (榛原ひのき坂団地) ~ 宇陀市立病院
・東ルート‥大和富士ホール ~ ポンプ場(Aコープ榛原店・コーナン榛原店)




(3)車 両
・自動運転車両 :タジマモーターコーポレーション製ベースGSM8
・手動運転カート:ヤマハ発動機AR-07


写真提供:株式会社ティアフォー


写真提供:ヤマハ発動機株式会社



(4)運行時間
 平日の8時~15時台(西ルート:1日7往復、東ルート:1日12往復)
 ☞ 時刻表


(5)自動運転レベル(西ルートのみ)
レベル2‥運転士が乗車し、状況に応じて自動・手動を切替えて運転します。


(6)乗車方法
・乗車定員は西ルート、東ルートとも6名で、無料で乗車できます。
・西ルートの乗車には予約が必要です。(空きがある場合のみ予約なしの乗車も可能です。)
・天候等により運休となる場合があります。
・乗降場所、運行ダイヤ、予約方法等の詳細は、パンフレットをご確認ください。




【実証実験の実施体制】



宇陀市実証実験パンフレット



【お問い合わせ先】
株式会社長大 社会基盤事業本部 計画事業部 計画4部 
宇陀市自動運転実証実験担当
Email:info@chodai.co.jp