当社グループの長大が設計しました気仙沼湾横断橋（愛称：かなえおおはし）が令和4年度土木学会田中賞（作品部門）を受賞しました。
土木学会田中賞（作品部門）は橋梁・構造工学において計画、設計、施工などに特色を有し、優れた作品に授与される国内で最も栄誉のある橋梁に対する学会賞で、当社の技術力、取組みが高く評価されたものであります。
長大は本橋の橋梁予備設計及び高架橋部の橋梁詳細設計を担当しました。橋梁予備設計においては、東日本大震災の復興のシンボルとして、災害に強い橋梁形式を選定しました。高架橋部詳細設計においては、持続可能なインフラメンテナンスに配慮した構造形式やディテールを採用しました。
企業者： 国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所
設計者：橋梁予備設計、高架部詳細設計 (株)長大
斜張橋部詳細設計 大日本コンサルタント(株)
施工者： (下部工) 鹿島建設(株)、東亜建設工業(株)、(株)不動テトラ
(斜張橋部上部工1) エム・エム ブリッジ(株)、宮地エンジニアリング(株)、川田工業(株)
(斜張橋部上部工2) JFE エンジニアリング(株)、(株)IHI インフラシステム、日本ファブテック(株)
(高架橋部上部工) 高田機工(株)、(株)横河ブリッジ、佐田建設(株)
所在地：宮城県気仙沼市
構造形式：(上部構造)3＋7径間連続鋼箱桁橋＋3径間連続鋼斜張橋、鋼製逆Y型主塔
(下部構造)RC壁式中空橋脚、RC張出式中空橋脚、逆T式橋台
(基礎構造)鋼管矢板基礎、場所打ち杭、深礎杭、直接基礎
橋長：1.344m
気仙沼湾横断橋の全景
気仙沼湾横断橋高架部の全景（下層を曲線交差する橋梁も上空制限下で曲線送出し架設を考慮した設計を実施）